久々にセミナーで東京に出て、驚いたこと…。
RMIT大学時代にお世話になった先生が、今年の11月で退職されるそうである。
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一番記憶に残っているのは、金曜日の外来クリニック。
問診と検査が終わると、その結果をクリニシャンに報告します。
しかし、新米インターンにとってクリニシャンへの報告は難関そのもの。
問診で重要になるのが、痛みの出た時のエピソード。
でも患者様は「なぜ痛みが出たのか覚えていない」場合が多いのです。
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報告に行くと「なぜ、この患者さんは痛くなった?」と必ずクリニシャンから突っ込みが入ります。
「覚えてないそうです。」と私が答えると
「じゃ、何か! 痛みは空から降ってきたのかっ!!」とのお言葉。
「…… 違います。」声が小さくなる私。
「じゃ、何だっ!!」と更なる追い打ちが…。
「…… 分かりません!」










あっさり撃沈…。

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来院する患者様の多くは、痛みが主訴になります。
腰、膝、肩、頭…。
患者様からいただいたメッセージは、そのまま鵜呑みにしてはいけません。
「腰が痛いんです。背骨が曲がっているっていわれたんですけど。」と来た方が、殿部の筋肉痛だったり…と、場所の違いがあったりもするわけです。
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痛みがでる「きっかけ」と「原因」は異なることがあります。
カイロプラクティックでは、痛みの出る原因を検査によって特定し、患者様に説明します。
臨床に携わって改めて思うのは、問診の重要性。
主訴を知るだけでなく、痛みの場所やきっかけ・原因・物の考え方など、得られる情報が非常に多いからです。
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先生にはテクニック・神経学・カンファレンス etc… 本当にいろいろ教えていただきました。
すでに新天地も決定されているとのこと。
何かのセミナーで偶然お会いできるのを期待したいと思います。
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