チリ落盤事故で、作業員33人全員が無事救出されました。
本当に良かったですね〜。

久々の明るいニュースでした。
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そして驚いたのは、作業員全員に虫歯が見つかった上、うち3人は全身麻酔による手術が必要な重度の虫歯だったこと。
原因はビタミンDの欠乏のようです。
通常日光に当たれば皮膚で生成されるため、欠乏することはありません。
しかし、長期間地下に閉じ込められたことで、ビタミンDが不足。
これによりカルシウムやリンの吸収率が低下。
骨や歯へのカルシウム沈着が障害されて、虫歯となったと推測されます。
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またビタミンDは、免疫にも関連。
作業員の方々にかかったストレスは、想像もできません。
ストレスがかかると唾液などの体液が酸性に傾きます。
唾液が酸性に傾くことで、歯のエナメル質などからリン酸カルシウムの結晶が溶出する「脱灰」が起こります。
通常であればカルシウムが再沈着する「再石灰化」がおこり、歯のエナメル質は修復されます。
脱灰と再石灰化のバランスが崩れたため、虫歯になりやすい環境が強化されたのでしょう。
歯磨きをできる環境であれば、よかったのでしょうが…。

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口腔内の環境を正常に保つには、食事の後の歯磨きが重要。
いくつになっても食べ物を美味しく食べられるよう、歯は大事にしたいものです。
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