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ハーバード白熱教室

 年始にNHKで「ハーバード白熱教室」を放送していたので、録画してみました。

 政治哲学のマイケル・サンデル教授の授業「Justice(正義)」。

 劇場型の大教室が、毎回学生でぎっしりと埋まる。

 あまりの人気ぶりに、この授業が公開されたそうです。

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 最終回の内容は「善き生を追求する」。

 内容も興味深かったのですが…。

 講義の最後の言葉が圧巻でした。

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 つまり「政治哲学がいかに私たちを慣れ親しんだものから遠ざけ、私たちの安定した前提を不安定なものにするか」という話だ。

 私は「一度慣れ親しんだものが見慣れないものに変わると、それは二度と同じものになることはない」と君達に警告しようとした。

 君達が、多少はこの不安を経験してくれていればいいと思う。

 なぜならこの不安は、批判的な考え方や政治的な改善、そしておそらく道徳生活さえも活気づけるものだからだ。

 私達の議論は、ある意味では終わりに辿り着いたが、別の意味では続いている。

 私達は当初、なぜ永遠に解決できない質問を提起しながらも、これらの議論は続いていくのかと尋ねた。

 その理由は、私達は日々、これらの質問に対する答えを生きているからだ。

 私達の公共的な生活、私的な生活の中で、時には答えなどないと思えても、哲学は、避けることができないものだ。

 私達はカントの思想からはじめた。

 懐疑主義は人間の理性の休息所であり、そこは独善的な彷徨いを熟慮できるところだ。

 しかし永久に止まる場所ではない。

 単に懐疑主義や自己満足に従っても、理性の不安を克服することは、決してできない。

 カントはそう書いた。

 この講義の目的は、理性の不安を目覚めさせ、それがどこに通じるかを見ることだった。

 我々が少なくともそれを実行し、その不安が、この先何年も君たちを悩ませ続けるとすれば、我々は共に大きなことを成し遂げたということだ。

 ありがとう。

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 学生のスタンディングオベーションにサンデル教授が応える形で、フィナーレ。

 会場が一体となった感覚が伝わってきます。

 サンデル教授が指揮者で、学生が演奏者。

 まるでコンサートのようです。

 本も読んでみたくなりました。


これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
マイケル・サンデル,Michael J. Sandel
早川書房

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Author:chirouno
山本 彩世
カイロ・ウノ専属カイロプラクターです。
宇之助室長の代理をつとめさせていただいております。
ボディートーク(BodyTalk)のセッションもお試しください。

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